最近の葬儀というのは多様化しており、一言でこの形式、とは言えなくなっております。
コロナ化から急速に増えた家族葬、これも時代のニーズに合わせた結果なのかもしれません。
以前は亡くなった日の枕経から始まり、お通夜、そして葬儀という流れで、さらに葬儀の際には大勢の弔問客が訪れ故人を偲ぶ、というのが主流でした。
しかし、今は本当に近しい親族数人だけでの家族葬で、枕経はなくお通夜と葬儀だけを行い、火葬場でのお骨上げが終わった後はまた葬儀会場へ戻ってそのまま初七日をとりおこなう、これが最近の流れとなっております。
私が訪れた葬儀の際には実の兄弟と実の子供だけの参加で、参列者は3名のみということもございました。
葬儀会社へ支払う金額というのも多種多様です。
私の父親が亡くなった際は全て兄が取りまとめて手配をしましたが、私がいろいろな人から聞いていた相場の4倍以上を葬儀会社へ支払っていました。
急なことだったので、下調べなしにその場その場で手配したらこういう結果でした。
あとで分かったことですが、父親は葬儀会社と契約をしていたようで、そこを利用すれば市場の相場で行うことができたみたいです。
また隣の家は仏教のどの宗派なのか遺族はだれも知らず、どこが菩提寺なのかも分からなかったようで、遺品の中からかろうじて真言宗だとわかったようです。
実際の体験を書かせて頂きましたが、自分自身が亡くなった後では取りまとめることも手配することもできません。
可能な限りわかっている範囲で情報を残しておき、遺族がスムーズに進める道筋を作っておくだけでなく、自分自身の望む葬儀になるように今のうちに段取りしておくのもひとつの手です。
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