護摩とは1 護摩の由来 (全3回)
護摩とは供物を火中に投じ、諸尊に供養する修法のことで、サンスクリット語のホーマhoma(焼く、焚くの意)の音写です。インドでバラモン教において古くから行われた祭祀法であり、今日でも広く行われています。それは、供物を祭壇の炉中に投げると、火天アグニの手により火炎となって天に昇り、天の諸神の口に達し、諸神はそれにこたえて人間の願望をかなえてくれるとの信仰に基づいております。この儀式を密教が摂取し、災いを除き福を招くという世間的願望に加えて、その奥にあるより高度な精神の解脱を成就しうるように組織したものが、現在、密教寺院で修されている護摩です。すなわち、不動明王や愛染明王などの本尊の前に、火炉のある護摩壇を置き、規定の護摩木を焚き、火中に穀物などの供物を投じて本尊を供養する修法のことをいいます。
真言宗 光堯庵 (ひかりぎょうあん)
みんなの街の身近なお坊さん 高野山真言宗大師教会広島教区光堯庵支部 光堯庵 (ひかりぎょうあん) 千葉堯温 〒729-3102 広島県福山市新市町相方116-2 TEL:080-5818-4881 メール leaf.1000.leaf@gmail.com
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